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個人のクセに現れる音の感じ方・表し方

個性や課題は確実に音に現われる

音楽にはその人の認知や思考、処理や行動、結果に至るまでが、ありのままに現れます。

独学で伸びる条件とは?

・理論で捉える/感覚で捉える(発声理論・音楽理論/イメージ・身体感覚)
・具体で捉える/抽象で纏める
(世間話/例え話)に現われる情報の認知
・思考で考える/感情で感じる(状況の俯瞰・冷静さ/状況への没入・熱量)
・時間を区切る/時間を繋げる
(止まる/進める)行動や感覚
・空間を区切る/空間を繋げる
(引く/押す)行動や感覚

このサイトの学習コラムを読んで学びたい人向けに「独学で伸びる条件」として、以下のページ(学習コラム「呼んで学ぶ」のトップページです)にて紹介したこれらの気質や行動ですが、

この記事では『なぜこれが音楽においても個性となり、長所となり、そして短所にもなるのか』この全体像を解説していきます。

座学に必要なのはどっち?

理論/感覚
思考/感情
具体/抽象
止まる/進む
引く/押す

特段、座学というものは上記の「←左側」に偏りやすい作業です。つまり左脳側ということになります。あなたがこのページに興味があるということは、理論的で、思考寄りで、具体情報を欲しがる気質が強めにあり、なおかつ演奏や歌唱をするわけではない座学の時間は、当然オフタイム処理に偏ります。

これに対し、実際のパフォーマンスにおいては、これらの逆の条件が求められます。

オンとオフ

音楽は始まったら止まれないリアルタイム(オンタイム)処理なので、思考や情報が大量に入った瞬間にリズムは遅れるし、理論で考えている暇はありません。座学で集めた理論的で具体的な情報は、整理して一本化し、身体感覚で自動化し、1つの感覚にまとめるために抽象化をしなければ実際の演奏のときに使い物にはなりません。さて、ここで問いです。

『座学をやる“時”に必要になるのは、「左側/右側」のどちらでしょう?』
『座学をやる“人”に必要になるのは、「左側/右側」のどちらでしょう?』

すると、上記の問いに対する回答は、

『座学をやる時に使われるのは「←左側」だが、座学が好きな人ほど「右側→」を鍛えるべき』

となります。座学をやっている時点で「左側」の気質や行動は既に使われていて、それ以上偏らせることはリアルタイム処理の問題を誘発することに繋がるからです。

入り口は個性重視でOK

これは僕のレッスンがそうなんですが、最初はその人が興味があったり、普段から強く使っている気質を使う改善アプローチから取り組んで貰います。それは本人に直接伝えることもあれば、生徒さんが『レッスンってこういうものなんだ』と思えるようなレベルで自然に展開させるものでもあります。

そのことで、生徒さんは『掴めてきた/分かってきた』という実感を得やすくなります。普段から使っている気質でレッスンが展開されれば、それはそれはストレスなく音楽に取り組めることでしょう。

なので、この記事を読んでいる“左脳側の人”であるあなたは、理論や思考、音楽の時間を一時停止した座学から入るのは大正解です。(少なくとも感覚だけで音楽を捉えている人よりは確実に左脳側と言えます。)

でもしかし、そのまま自分の好きなやり方に染まり過ぎると、必ずやってくるのが次の問題です。

偏り、行き詰まり、問題が起こる

気質による行動や感覚の偏りが激しくなることで、行き詰まりが起こり、前に進まなくなります。音楽をリアルタイムの演奏で完成させるには、すべての気質・行動・感覚が、場面によって一定量必要になるからです。

独学で伸びなくなる原因は、こういった個人の気質によって引き起こされる無意識的な“停滞ループ”にあります。特に左脳側の人が突き当たる問題のパターンは、以下のように現れます。

・理論で捉えすぎて…感覚が分からない…
・頭で考えすぎて…音を感じれていない…
・情報を並べすぎて…処理しきれなくなった…
・時空間を区切りすぎて…音楽が棒読みになった…

レッスンにおいても“頭でっかち”な姿勢になったり、「とりあえずやってみる」が減ったり、『できません』と直ぐに言ってしまったり、言われたことを一生懸命こなそうとし、情報を並べるだけ並べ、『情報は細かい方が良い』と信じて止まないことから、一本化する作業をしないので頭がパンクしたり。

当然ながら、反対の「右側」気質の人は反対の側面で問題が起こります。つまり右側の人の解決策は左側の気質に、左側の気質の人の解決策は右側に、もれなくこういう関係性になっています。

独学で“伸びる”条件

今回解説してきたことは「症状の原因」ではなく、「症状の原因の原因」となるものであり、一番根深いところにある諸悪の根源です。これは「情報処理能力」の領域に入ってきます。

これを改善しなければ、問題は永遠と起こり続けます。たとえ分かりやすい問題として現れなくても、習得・上達の効率化を邪魔する形で少なからず弊害になっています。

自身の偏りを自身で認識して、原因を紐解き、解決策を用意し、実際に対処し、リアルタイム処理に使えるよう統合まで持って行くことができるかどうか。これが独学に求められる根本的で本質的な取り組みになります。

『なぜ気質が音楽の個性となり、長所にも短所にもなるのか』

今回は「左側」の人の偏りを引き合いに出して、この全体像だけを解説しました。(右側に偏った人ほど、こういう記事は読まないため)


今後の展望

今回のこの話から、以下のように話は進んで行きます。

それぞれの気質を解説する

今回は「左側/右側」に二分して説明しましたが、それぞれの気質はニュアンスの類似性はあるものの、実際には個人によってその現れ方の組み合わせは様々です。そして、これは現在『MBTI』として広まっている『16タイプ診断』に使われる指標とほぼ同じになります。

(I 内向/外向 E)
思考/感情 F
S 具体/抽象 N
J 止まる/進む P
J 引く/押す P

T×N 理論/感覚 F
T×S 理論/感覚 S×F

僕はこれらの指標をさらにもう少し細分し、追加して使っています。細かく分類した方がその人に理解に繋がるからです。こういった指標を元にした音楽と気質の関係もイラストも作りながら解説していきます。これができるのも僕の個性です。

関連記事:準備中


「症状の問題の問題」とは?情報処理能力へ

症状への対処」や「症状の原因への対策」をすれば、問題解決になると思っている人は多いですが、実際のレッスンでの解決策は、情報処理力に関係する「症状の原因の原因への改善」が一番効果があります。まずはこの考え方と、実態をしっかり解説します。

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今回は以上です:)

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